講演会(ご案内・ご報告)

第8回講演会

プログラム3
「丸山ワクチンと当院の代替医療(四位一体療法)」
医療法人安藤整形外科理事長
安藤 由朗先生


1.代替医療とは -自然治癒力を高める療法-

安藤 由朗先生  皆さん、初めまして。はるばる九州からやってまいりました安藤と申します。(拍手)
 今日は、一般開業医として実際に当院ではどういう治療をしてどう丸山ワクチンを応用しているかということを、余り大した話はできませんけれども発表させていただきます。
 今、2.5人から3人に一人ががんで死亡すると言われていますが、がんという病気は他人事ではないということです。では、がんと診断されたらどうするかということですね、皆さんかなり精神力の強いお方でも動揺するのが常でございます。最近、西洋医学を受けたくないという人がふえています。というのは、ご存じのように抗ガン剤と手術とどうしても体に負担がかかるような治療を強いられるので、苦痛を伴う治療は受けたくないという人がふえているようです。ですから、今何をしなければいけないのかということで、こういうことを踏まえてお話ししたいと思います。
 これは復習になりますが、現代医学の現状です。外科療法、これは単純に病巣を取り除く。次に化学療法、これはがん細胞も叩きますけれども正常細胞も壊す、これが副作用という形で出てくるわけです。髪の毛が抜けたり、吐き気をもよおしたり、様々な症状が出てきます。次に三大療法の3番目は放射線療法、これは皮膚のただれとか、これは必発でございます。副作用はまだいっぱいありますけれども、代表のところだけちょっと書いておきました。
 当院は、抗ガン剤とか手術後の副作用を軽減させるために代替医療を採用しております。まだ日本では浸透しておりませんが、現にアメリカでは代替医療の医療費が300億ドルほどで、6:4ぐらいの割合で西洋医学にかける医療費を上回っているらしいです。
一言でいいますと、代替療法とは漢方をはじめ、はりとか灸とかアロマテラピーとかいろいろありますが、西洋医学以外の療法をいいます。これは自然治癒力、要は免疫力を高めることによって自分自身の力で治していくという方法ですが、日本ではまだあまり普及しておりません。



2.四位一体療法 -組み合わせて相乗効果-

 当院のコンセプトなのですが、食事と水、あと洗腸と浣腸、腸のメンテナンスですね、それと3番目は、うちは健康食品ではフコイダンを使っております。健康食品はいろいろで、きのこ類を使われている先生方もいらっしゃいますけれども、僕はこれを使っております。4番目は、当然のことながら免疫力を上げるということで、丸山ワクチンです。この4つを組み合わせて相乗効果を出しています。四位一体療法と勝手につけておりますが、簡単にまとめたものです。

当院治療のコンセプト:四位一体療法

◆ 食事と水(良い水)
◆ 洗腸(腸のメンテナンス)
◆ 低分子フコイダン
◆ 丸山ワクチン

上記(症例1)ですが、この方は40歳の男性で、平成16年11月に大腸がんを手術して平成17年1月に腹膜に転移というか、腹膜播腫と判明し、平成17年3月に当院受診。もちろん、食事と水を変えていただいて、もずくエキス、フコイダンを飲ませて、丸山ワクチンを週に2回です。私の場合は丸山ワクチンはAを使っております。
 なぜかといいますと、あとから出てきますけれども、エネルギーがちょっと高いんですね、これは代替医療の分野ですけれどもエネルギー測定器というのがありまして、西洋医学では余り聞き慣れないと思うのですけれども、これで測定すると丸山ワクチンのAのほうが、少しエネルギーが高いものですからAを使っております。ただ最近ちょっとわかったのですけれども、A・Bを交互にやったほうがいいような気もします。なぜかというとエネルギーの高いのとちょっと低いのとレスポンスというか、強弱をつけると立ち上がりがいいのではないかなという印象を最近受けます。どちらがいいのかちょっとわかりませんけれども、エネルギー自体はAの濃いほうが高いようですね。
 僕のところは代替医療という補助療法だけですが、西洋医学の主治医の先生がちゃんと経過をみております。この方は腹膜播腫まできていましたけれども、4ヵ月後、主治医の検査でがんが消失、完治したということです。

 次(症例2)は55歳の男性、胃がんの全摘手術を拒否して来院されました。先ほどと同じで、四位一体療法をやりました。これは病理検査ではがん細胞がまだ残っていたのです。内視鏡レベルでは消失したみたいなのですが、その瘢痕の辺りをバイオプシー(生検)をしてみると残っていたようです。そういう意味では肉眼で完治の判断というのには不安があります。やはりバイオプシーまでしないといけないと思いました。

 下記(症例3)は61歳の男性、肺がんで手術不能、抗がん剤を拒否して来院されました。この方は元プロパーさんでして、どこのメーカーとかは守秘義務にもなりますので言いませんけれども、薬剤師さんの免許を持っておりましたので、独立して調剤薬局を始められたのです。平成16年ぐらいに声がかすれるということで受診して肺がんの小細胞がんと診断されましたが、患者さんは抗がん剤は拒否されました。薬品メーカーに勤めた方なので、やはり西洋医学の三大療法の恐ろしさを知っていたのでしょうね、友達の紹介で私のところへ来られまして、フコイダンと水療法と食事と丸山ワクチンをやられました。

 声がかすれるというのは肺がんの嗄声(させい)でしょうか、多分腫瘍が反回神経を圧迫していたのでしょうね、これは特有の症状みたいです。7月1日ごろ僕のところに来て半年ぐらいで声のかすれがとれたのです。とれたということは多分圧迫症状が薄れたということなので、多分腫瘍が小さくなっていたのではないかというふうに推察されます。それから3カ月後、CTで消失を確認しております。ですからこの人は自分が選んだ道が正しかったんだというふうに自負しておりました。

病気改善のための条件

 1,血液の浄化(食事と水)
 2,免疫の活性(食事と水)
 3,排泄(洗腸)

 実際に病気改善をどういうふうにやっていくかということです。結局と食事と水というのは血液の浄化をする働きがあります。血液が濁っているといくらいい治療をしても病気は治りませんから。
 その次は免疫活性ですが、これも当たり前のことなのですが、水と食事もある程度体質を変えて免疫を賦活させるという作用はあるように思います。
 その次は排泄ですね、これは先ほど出てきましたように、うちでは洗腸をやりますけれども、この排泄というのは重要なんですよね、便秘は本当に万病のもとです。大腸で再吸収されますから、また毒素が回って病気がだんだん治りにくくなってきます。ですからこの3つの図式がそろわないとなかなか難病というのは治らないのではないかというのが代替医療の考え方であり、私の考え方でもあります。



3.食事と水による療法

 がんの原因というと先ほど食事と言いましたけれども、食事ってそんなに重要なのかなと多分首をかしげている方もいらっしゃいますけれども、皆様方が多分発がんの因子と思われるのは、やっぱりお酒、たばこというのが筆頭ではないでしょうか。

 でも、このグラフでいうと実は違っていまして、食事なんですね。これがやっぱりがんの一番の原因の一つになっております。意外でしょう、食事が35%ですから、まさかと。でも病院に行って例えばがんになって、じゃあ、食事はどうしますかと聞くと、どんどん肉を食べて栄養をつけなさいと言われるでしょう。ですから僕のところへ来たら全く正反対のことを言われましたというふうに、患者さん方がちょっと?マークなんですけれども。このグラフをお見せしますと、なるほどなということがおわかりいただけると思います。
 では、具体的にどういうふうな食事をとるかということですが、一言でいえば日本古来の食生活をすれば病気にはならないといっても過言じゃないかなと思います。これは当たり前のことなんですけれども、まず、当院は玄米食を薦めています。ミネラル、ビタミンとそういうのが多いですから。白米はだめです、なぜかというと、もみ殻を取ったのを食べていますので、結局死んだものを食べているのと一緒ですね、栄養がないわけですから。ただ、白米はおいしいですよね、私も好きですけれども、どうしてもこういう粗食というのはなかなか難しいのですけれども、特に玄米は余り……ちょっと苦手なんですよね。
 ですからどうしても苦手な方は、白米に十六穀米とか五穀米とかを混ぜてやるとミネラルとかビタミンが補充できるのでいいと思います。それか半分白米、半分玄米の、玄米の五分搗きですね、精米屋さんへ行けば多分してくれると思います。そうですね、もう40歳を過ぎたらがん年齢になりますから、がんでない方もぜひこれをやられるといいと思いますね。今炊飯器は玄米のセットができるでしょう、昔は圧力釜でないとだめだったみたいなのですけれども、今は性能がよくなって玄米用にセッティングできるようになっていると思います。ですからきょうから玄米に変えてください、これは病気の人も病気でない人もですね。
 そして当たり前のことなんですけれども、副食は味噌汁、こういうのは発酵食品といいます。発酵食品というのは酵素ですよね、酵素がないと人間は生きていけません、ミネラルとビタミン、酵素です。酵素が病気を治すといっても過言でないのではと思います。納豆、ヨーグルトなどですね。ただ、代替医療の先生方でヨーグルトは動物性だからいかんと書いている本も結構あるのですが、これは賛否両輪あると思うのです。ただ、エネルギーを測定すると悪くはないですから、体に悪いものではないと思います。下の図に示しました酵素を多く含む発酵食品4つ、味噌汁、納豆、ヨーグルト、漬物(味噌漬、糠漬、天然の塩漬)をとってください。

 そして当然化学調味料とか食塩はだめです。食塩というのは Naclですから化学構造式そのものですから絶対だめです、病気になりますよね。塩分のとりすぎは血圧の問題もございますでしょうが、どうしてもやっぱり塩気がないと食べられないというのであれば、天然塩を使ってください。天然塩でしたらエネルギーは悪くないですから、やっぱり自然のものがいいみたいですね。要するに化学合成したものはだめだというふうに覚えていただければいい、砂糖もね。従いまして食塩も天然ですから砂糖も天然に近いもの、中国の羅漢果(らかんか)とかキビ砂糖を使ってください。どうしても甘味を入れなければいけないという場合ですね、絶対に砂糖と食塩はだめです、当然のことこれはだめですね。
 そして先ほど言いましたように発酵食品、山芋おろしは先ほど言いました酵素を含有している。ですから、日本古来の食事でミネラルとビタミンは補えますから、高価なサプリメントをとる必要はございません。別に健康食品屋さんを儲けさせてもしようがありませんので、これらの食事をとると大体3カ月ぐらいで血液はきれいになりますし、免疫もよくなってきますから元気になってきます。そしてこれらはカロリーが高くありませんから太っている方は適度にやせます。  以上の食品にちょっと付け加えますが、だめなものということですね、当然甘いものはだめです。女性の方はショートケーキとかあんみつとか好きでしょうけれども、これは病気になりますので、それからパンとかも絶対だめです。炭水化物はだめですよ、太る原因ってわかりますでしょう、要は体に悪いものって太るものを思い出していただければいいと思いますね。ですから蛋白質が多くてそして炭水化物を多くとると絶対病気まっしぐらですから、じゃあ、食べるものないじゃないかって言われるかもしれませんが、先ほどのような粗食ですね。
 魚も先ほど小魚はいいとありましたが、大きい魚はだめです。これは肉に近いですから、マグロとかハマチ、クジラとか大きいのはだめで小魚ですね、なぜかというと血液を汚しますのでだめです。当然のごとく化学調味料もだめです。アルコール、たばこ、これをやめたら人生何のために生きているかわからないと、(笑)病気の人は極力という意味です。もうゼロというのはなかなか難しいと思うんですよね、一応医学的な立場ではだめですよと言っていますから。例えばがんとか糖尿病とか難病を持っている方は……そうですね、半年でいいからとらないようにしていただければかなり改善しますから、健康な人もなるべく遠ざけたほうがいいですね。
 こういう食品はリンというのが多いので酸性になります。人間の体の健康体は弱アルカリ性ですから、リンが多くて酸性になるわけですね、当然免疫力が低下して血管が詰まり、排泄も便秘を起こすと、で、病気になる。昔から便秘は万病のもとといわれる原因はここにあります。野菜とか海草類ですね、ワカメとか昆布とかそういったもの、そして発酵食品、納豆とかヨーグルトとかお漬物とか、発酵させたものを食べてください。そうすると3カ月か4カ月で血液がかなりきれいになりますから、免疫も活性化して健康になります。
 簡単ですけれども人参ジュースのつくり方の例を挙げました。野菜ジュースのつくり方とか今こういう本を結構売っていますから、そういう本を買われて飲まれたらいいと思います。

 次は水です。今ちまたでは還元水がいいと言われていますが、うちは還元水でもテラオスストーンが入った還元水を使っています。これが波動(物質固有の原子レベルの微弱な振動、またそのエネルギーで、気功などの「気」に通じるもの)が一番高いので使っています。人間の体は60%が水分ですから、やはり水はいいものを飲まなければ病気は治りません。食事と水は基礎、建築でいえば基礎固めをするということですね。



4.便秘は万病のもと -洗腸・浣腸-

 先ほども言いましたが、「便秘は万病のもと」当たり前ですね、要は腐敗するわけです。結局臭いうんこのことですね、がんとか、糖尿とか肝硬変の方は腸内異常発酵を起こしていますので便が臭いですね。本当に健康な人は余り臭くないんですよ。
 で、洗腸ですが、耳鼻科のエネマシリンジってありますよね、あれに2リットルぐらいポンプ式で浣腸みたいにして洗うんですね、蒸留水か何かで、還元水でもいいですけれども、二、三回繰り返すと気持ちいいですよ。
 先ほどもお話ししましたが、便は臭いと思っている人がいらっしゃると思いますけれども、健康な人の便は臭くありません。これ重要ですね。色はカレーライスみたいな色です。病気の人は黒っぽいです。そして健康な人はほとんど臭わない。病気の人はものすごく臭いです。赤ちゃんの便を見てください、こんなのでしょう、で、水に軽く浮く、これは健康的な便ですね、病気の人は沈みます。だから便が臭いということは、今病気になっていなくても二、三年後絶対病気になりますね、それだけ腸内が異常発酵しているわけですからよくない、これが健康のバロメーターです。ですから代替医療がうまくいっているかどうかは便の色をチェックします。それと大体同時ぐらいに体の調子もよくなります。これ覚えておいてください。食事と良い水を摂取する、それだけで1カ月できれいな便になります。きれいな便になるということは病気を治す方に向かっているということですね。
 洗腸の効果ですが、便秘を改善し、腸内の働きもよくする、肝臓の働きもよくする。全身をよくすると、これも当然のことですね。これは女性にはいいですよ、便秘のときって肌が荒れるでしょう、もうこれは先人の智恵でわかると思うのですけれども、便秘が改善するとこの辺も改善すると思います。アトピーとかじんましんなどのアレルギーの病気も結構改善されます。老化防止(アンチエイジング)にもなります。



5.サプリメント -フコイダン-

 サプリメントですが、今フコイダンって結構話題になっていますから多分ご存じですよね。アポトーシスという、がん細胞を自殺に導く作用があるのではないかというふうにいわれています。これは1996年の第55回の日本癌学会で「フコイダンの抗がん作用の研究報告」が発表され脚光をあびました。それから継続的に研究発表がされています。
ちょっと問題になったアガリクスでもエネルギーの高いものもあります。何でもいいものを使えば効くみたいです。ただ、今は情報が氾濫しているので何がいいのかわからない、大体僕の今までの経験では2%ぐらい、まともなサプリメントをつくっているのは、100社あって2社ぐらいしかないですね、これが現状です。



6.丸山ワクチン

 それらに加えて丸山ワクチン、これからはA、Bを使っていこうと思いますけれども、これはもう今いろいろ偉い先生方が発表されているから、僕が言うまでもないと思いますね。
 先程お話した波動エネルギーを測定すると、私の経験では20点満点として15点ぐらいあれば臨床に使えます。丸山ワクチンのAが免疫活性化作用20点満点の16、Bは15、1ポイント違うんですね、がん細胞のアポトーシス誘導作用はワクチンAは非常に高くて17 ,ワクチンBが16ですからやっぱり丸山ワクチンがすごいなというのもエネルギーを測定してわかりました。昔から効くといわれるものはやっぱり何かあるんですね。丸山ワクチンは15以上ありますから絶対外せないですね。ですから私のところではこれまでお話した4つを組み合わせて、それでがんが消えたりとか、延命することが実際に起きています。



7.病気を克服する心の持ち方

 今急ぎ足で説明しましたけれども、物理的なものはそれでいいのですけれども、あと、やっぱり心の問題もあると思うんですね。趣味に没頭するとか、要はストレス解消につながると思いますので、とにかくやっぱり好きなことをやってくださいということですね。
 あと、これです。(笑)

 ・傲慢な生き方をやめる
 ・煩悩を極力捨てる
 ・日々感謝する

 ある先生は弟子がいたからそれだけ高名な先生になれたのに、傲慢で威張りくさって弟子の功績を認めないという、医者でもそういう人はいっぱいいますけれども、そういうことをすると決して幸せにならない。私思うに、人間というのは一人では生きていけません、やっぱり感謝の気持ちがあって、周りの協力があってですから、日々感謝をする。それとお釈迦様が言っていますけれども、煩悩を捨てる。これはなかなか難しいですね、煩悩はやっぱり人間が生きていく上で欲望がありますからね、ですからこれは極力というふうに書いています。これができたら本当に人格者になるのでしょうけれども、僕も未熟なものでなかなかできません。それと日々感謝をすると、自分が今あるのは周りのおかげなのだと、こういう心の持ち方でストレスというのはなくなってきます。自分が自分がとなると、人からしっぺ返しされたりとか、ストレスになりますからね。

まとめになります。丸山ワクチンがベースにあるから当院の代替療法が生きてくるのではないかなと、私は思っています。そして先ほどのストレス解消、100%というのはなかなか難しいかもしれませんけれども、なるべく100に近づけるように努力をするということで、これなのかなと私は思っています。
 これは私の個人的なことですけれども、今は時間がなくてサァーッといきましたけれども、もし代替医療に興味のある方いらっしゃいましたら、ぜひ、『「がん」になったら、私はこの代替医療を選択する』(安藤 由朗著、現代書林)をお読み下さい。
ご清聴ありがとうございました。(拍手)