講演会(ご案内・ご報告)

第12回講演会

プログラム1
『ご挨拶』
NPO「丸山ワクチンとがんを考える会」
副理事長:丸山 茂雄


 ただいまご紹介にあずかりました丸山でございます。
 先ほどお話がありましたように、いつもですと理事長の篠原先生がご挨拶されます。大体この1年間における丸山ワクチンの状況についてご説明があり、それから話題が広がって現在の日本における、あるいは世界におけるがんの諸問題を広くお話しになって、その後にメインの演者の方をご紹介する、こういう形になっています。
 私は代役で本日、出てまいりました。篠原先生はそういう話題をお話しになっても、まことにご高名な政治学者で社会的に大変クレディビリティのある方なので説得力があるのでありますが、ごらんいただくとおり私の肩書は医学と何の関係もなく、学問とも関係なく、かなりいかがわしい職業をやっておりまして、私が偉そうな話をするとかえってこの後にお話しいただく藤原先生、井口さんの足を引っ張ることになりますので、私の話はなるべく短くと思っております。
 丸山ワクチンとがんを考える会は平成17年─2005年スタートだったと思います。講演会は、それから回を重ねて今回で第12回になるわけでありますが、これは丸山ワクチンの情報を世の中に提供する、それから啓蒙活動をする、そういったことを目的に成立いたしました。その母体は、そもそも1981年─昭和56年に丸山ワクチンが厚生労働省に認可を求めて、それが半分OKだけれども半分だめだという妙な立場に置かれて、今、有償治験という中途半端な形になっています。そのために大変お困りになっているがんの患者さんをサポートしようというのが丸山ワクチン患者・家族の会で、これを立ち上げられたのが、今、司会をなさっている南木さんと篠原先生を中心とした方々であります。
 昨年の夏前に丸山ワクチンの治験のある種の結果が出た。私どもはそれが最終結果になると思っていたら、そうはならなかったんですが、その中心になってやっていただいたのが藤原先生です。結論が出たわけではないので途中経過となりますが、藤原先生にその経緯と結果の意味、それから、なかなか難しいんですが統計学における有意差という問題について「こういうことなんだよ」とご説明いただけるということであります。それを皆さんにご理解いただくということと、そもそも何でこんなに長くかかってしまっているのかを、一番長くそれをウォッチしてくださったジャーナリストの井口さんにお話しいただくということで、長い歴史と今の途中経過と─途中経過と言っていいですよね。それからこの先の展望といったことをお2人で分担してお話しいただけると、丸山ワクチンの現況がおわかりいただけると思います。
 ということで、早速でありますが、皆さんに聞いていただきたいと思います。
 今日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。
 私の話はこれで終わりにいたします。(拍手)